白鳥の湖
2008年 04月 06日

「白鳥の湖」の抜粋版を大阪シンフォニカーのコンサートで聴いてきた。
第51回名曲コンサート
2008年04月05日(土)
指揮:北原幸男
ナレーション:加藤燿子
スメタナ 歌劇「売られた花嫁」序曲
スメタナ 連作交響詩「我が祖国」より 交響詩「モルダウ」
チャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖」Op.20より(ナレーションつき)
三大バレーのなかで「白鳥の湖」は結構毛嫌いしてきた。ストーリーはネクラで、主旋律もネクラ、しかも全曲聴けば冗長、というのがその理由である。しかし、今回ナレーション付きで聴いてチャイコフスキーの天才のほどがよく理解できた。18世紀後半の帝政ロシアの時代にこれだけの作品をつくるとは!現代でも無理だ。またオーケストレーションが素晴らしい。とくにバス・トロンボーンとチューバがつくる低音が効いていて、オケの厚みが違う。
しかし、ストーリーは西洋版「牡丹灯篭」といったところだ。「牡丹灯篭」にしては音楽が立派過ぎる。CDは今のところアンセルメしか持っていない。典型的デッカ・サウンド。弦がやや細身で人工的な例の音だ。このCDで十分満足できるが、他の録音もこれをきっかけに聴いてみたい。
バレエ音楽『白鳥の湖』(+プロコフィエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』(ハイライト) アンセルメ&スイス・ロマンド管(2CD)
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by yoshisugimoto
| 2008-04-06 08:23
| クラシック音楽CD
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