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クラシック音楽とジャズとオーディオのブログ


by yoshisugimoto
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アンセルメの「スペインの時」



アンセルメの「スペインの時」(ラヴェルの短い歌劇)は故高城さんが、モノラルなのに驚くほど細かいニュアンスが録音されている、とどこかに書かれていた。1953年録音である。米アマゾンで見つけたのでわざわざ取り寄せた。

確かにモノラルなのに顕微鏡で覗き込むような音だ。最新録音と比べても遜色ない感じである。しかし、あまりにも音が明瞭で聴き疲れがする。ホールの音ではなく眼前の音で、音と対決する姿勢を持ったサウンドマニア向けの音だ。

デッカ録音の面目躍如だが、それが長所でもあり短所でもある。人工的であまり好きになれない。モノラル録音ならウェストミンスターやCBSといった明瞭度ほどほどのほうが好みである。

モノラル時代のキャッチ・コピーは、DECCAがffrr(Full Frequency Range Recording)でウェストミンスターはNatural Balanceだが、言い得て妙である。Natural Balanceのほうが楽しめるし、寛げる。最近はアンチDECCAなのだ。

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by yoshisugimoto | 2007-05-21 07:46 | クラシック音楽CD | Comments(0)