武満徹のアカペラ
2006年 10月 17日
武満徹のアカペラである。前衛ではなく聴きやすい。武満氏の映画音楽やテレビドラマ音楽の作風はこういう親しみやすい感じが特徴だ。格調の高さはさすが一級の大家である。
実は最終曲「死んだ男の残したものは」は実演を最近聴いた。実演で聴いた和声はこの世のものとも思われぬ美しさだった。CDを再生しても、とても実演の透明感は出ない。とくにウーファーの低音が実演について来れない。混声のアカペラはオケよりもよほどハードルの高いソースだと痛感した。
収録時間は合計35分程度と短い。それが2100円という価格に反映されている。
楽曲データ
武満徹:混声合唱の為の「うた」
-その静謐と音の河-
ザ・タローシンガーズ 里井宏次指揮
作曲:武満徹
小さな空(詞:武満徹)、うたうだけ(詞:谷川俊太郎)、小さな部屋で(詞:川路明)
恋のかくれんぼ(詞:谷川俊太郎)、見えないこども(詞:谷川俊太郎)
明日ハ晴レカナ曇リカナ(詞:武満徹)、さくら(日本古謡)、翼(詞:武満徹)
島へ(詞:井沢満)、○と△の歌(詞:武満徹)、さようなら(詞:秋山邦晴)
死んだ男の残したものは(詞:谷川俊太郎)
2005年5月14日、15日、兵庫県川西市みつなかホールでの録音セッション
WWCC-7528 \2100(特別価格)
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by yoshisugimoto
| 2006-10-17 15:20
| クラシック音楽CD
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