サムソン・フランソワは酒と薬物漬けの生活を送った天才ピアニストである。しかし、録音は数多く残している。このラヴェルのコンチェルト録音は第一にジャケがいい。いかにもいい音がしそうだ。そしてその通り音質はいい。グランカッサがうまく入っているし、管楽器はやや遠目のホール感を伴って明瞭に鳴る。オケ伴はクリュイタンスとパリ音楽院管である。これも申し分ない顔ぶれだ。個人的には「左手」が大好きで、出だしのコントラバスとコントラファゴットがたまらない。余白には「夜のガズパール」が入っている。
楽曲データ
Piano Concertos, Gaspard De Nuit: Francois, Cluytens / Paris Conservatory
オーケストラ再生のオーディオ ←このブログの関連サイトです。
■
[PR]