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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ドビュッシー:ペレアスとメリザンド - ハイライト盤

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『ペレアスとメリザンド』(フランス語: Pelléas et Mélisande)は、クロード・ドビュッシーによる5幕のオペラで、抒情劇(ドラム・リリック)と銘打たれている。ドビュッシーが完成させた唯一のオペラで、台本には象徴派の詩人モーリス・メーテルリンクの同名の戯曲『ペレアスとメリザンド』が、ほぼそのままの形で用いられている。1902年4月30日にパリのオペラ=コミック座でアンドレ・メサジェの指揮により初演された。ドビュッシー音楽の精髄のほとんどを含んでおり、近代オペラの最高傑作のひとつである。(中略)

メリザンドの素性も、ある男から冠を貰ったという言葉が事実ならば、その男にもメリザンド当人にもかなりの地位があったのだろうが、彼女が名前以外は喋ろうとしないので分からない。しかし、この曖昧模糊とした状況から鮮明に浮き上がるものがある。それは登場人物の心底、つまり〈本音〉である。彼らは強い願望を口にしても、それを成就できない運命にある。ゴローは妻の心をつかめず、少年イニョルドは石の隙間から遊び用のボールを取り出せない。出てくる度に、「旅立ちます」と言い続けるペレアスも出立を果たすことなく落命する。こうした閉塞感の中、各自の感情はより鋭くなり、すれ違う心模様から寂寥感が滲み出る。熱情や情念が渦巻くオペラの世界で、音楽全体に虚しさや寂しさが漂う例は珍しい。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『ペレアスとメリザンド』は曖昧模糊とした神秘感を堪能する稀なオペラである。しかも上演時間は2時間半と長大だ。全曲盤を買ったところで、鑑賞は難しい。そこでハイライト盤。LP時代のアンセルメのハイライト盤は1幕・2幕をばっさりカットしており、3幕の「長い髪が落ちる」箇所から始まる。このオペラはどうしても「長い髪」のシーン(下)が見どころなので、その割り切りはうなずける。これだと4幕「ペレアスの死」、5幕「メリザンドの死」とストーリーを追いやすい。全曲盤が手元にあっても聴かなければ意味ないので、全曲盤をハイライト盤に加工して聴いている。

ドビュッシー:ペレアスとメリザンド - ハイライト

A1第3幕第1場 - 私の長い髪が落ちる
A2第3幕第4場 - さあ、ここに座りましょう
A3第4幕第1場 - ペレアスは今夜出発する
B1第4幕第2場 - 最後の夜
B2第 5 幕 - メリザンド、私を憐れんでくれますか

エルナ・スポーレンベルク、カミーユ・モラーヌ、ジョージ・ロンドン
エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団
1964年
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by yoshisugimoto | 2026-03-30 09:22 | クラシック音楽CD | Comments(0)