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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ジョルジュ・ジョルジェスクのベートーヴェン交響曲全集

ジョルジュ・ジョルジェスクのベートーヴェン交響曲全集_b0109511_06360158.jpgジョルジュ・ジョルジェスクのベートーヴェン交響曲全集_b0109511_06473505.jpgジョルジェ・ジョルジェスク(George Georgescu, 1887年9月12日 - 1964年9月1日)は、ルーマニアの指揮者。

経歴
1887年、スリナ生まれ。ブカレスト音楽院でコンスタンティン・ディミトレスクにチェロ、ディミトリ・キリアクに音楽理論、アルフォンソ・カスタルディに和声と対位法を学ぶ。1911年に音楽院を卒業後、ベルリンでフーゴー・ベッカーにチェロを師事し、1912年からアンリ・マルトーの弦楽四重奏団に加入して演奏活動を行うようになった。1916年に腕の故障でチェリストとしての活動を停止したが、リヒャルト・シュトラウスの口添えで1918年にアルトゥル・ニキシュに指揮法を師事し、その年のうちにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して指揮者に転身した。

1920年にルーマニアに戻り、ブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任した。第二次世界大戦中は、ドイツ側についたルーマニア国内でも演奏活動を行い、1944年の政変でルーマニアが連合国側につくと、ナチスへの加担を疑われてブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団の職を解任された。

1953年にナチスへの加担の容疑が晴れてからは、ブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者の座に返り咲いた。1964年にブカレストにて死去。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ルーマニアの名匠「ジョルジュ・ジョルジェスク」は19世紀生まれで、フルトヴェングラーとほぼ同世代。20世紀前半に活躍した指揮者である。アルトゥル・ニキシュに指揮法を師事したというのだから、もっと知名度があってもいいのだが、ルーマニア出身というローカル性が災いして歴史に埋もれてしまっている。ニキシュにはヴァーツラフ・ターリヒ、エイドリアン・ボールトといった門下生がいるが、ジョルジェスクは知る人ぞ知るという存在。録音は多いとは言えないが、晩年はステレオ時代まで生き延びて、1961年にルーマニア「エレクト・レコード(ELECT RECORD)」にベートーヴェン交響曲全集に録音している。

5枚組中古が1500円で売られていたので、安物買いが趣味の当方は思い切って入手したのだが、これがなかなかの掘り出し物だった。ステレオ初期にしては音質は良好で、「第9」の「合唱」はルーマニア語で歌われている異色盤だ。ルーマニア語でも第九は第九で、これもありと思わされる。演奏は中庸を得た正統派で、変わったことは一切していないが、格調高い。全9曲の交響曲のほか同時期にステレオ収録された「レオノーレ序曲第3番」・「コリオラン序曲」・「エグモント序曲」も含まれており、序曲も楽しい。

ところでベートーヴェン交響曲全集は一体何セット手元にあるのだろう!もう打ち止めだと思っていたが、1500円ならぜひ手元に置きたいセットである。時期的にはクリップスの全集と同じころで、存在感では決して引けは取らない。

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by yoshisugimoto | 2025-11-29 06:37 | クラシック音楽CD | Comments(0)