マーラー:嘆きの歌
2025年 11月 25日
マーラーに『嘆きの歌』という処女作があるのを過日初めて知った。クラシック音楽を聴き続けて半世紀、実はそういう作品が存在することも全く知らなかった!カンタータだが、作詞はマーラー自身で、管弦楽はワーグナー風。作曲コンクールに応募するために作曲されたが、審査員たちには相手にされなかったため、マーラーは作品に何度も改訂を施したということだ。もともとは3部構成だったが、第1部をばっさり削除したりしている。しかし、最近ではむしろ初稿が注目されている。秋山さんの音源は2013年のライブで、この初稿を使用している。図書館にあったので借りてきた。
1.第1部:森の伝説
2.第2部:吟遊詩人の楽師
3.第3部:婚礼の音楽
音楽を聴くかぎり、マーラーの片鱗はうかがえるが、まだマーラーの個性が開花しているとは言い難い。ブラームスにセレナードという作品があるが、ちょうどあんな感じだ。どんな作曲家にも処女作や習作はある。マーラーにもあるわけだが、マーラーファンなら聴きたいと思うはず。マーラーファンまでいかない当方は、ふんふんなるほどね、の鑑賞になるのはやむを得ない。
【収録情報】
・マーラー:カンタータ『嘆きの歌』(初稿版)
小林沙羅(ソプラノ)
星川美保子(ソプラノ)
小山明子(メゾ・ソプラノ)
富岡明子(メゾ・ソプラノ)
青栁素晴(テノール)
甲斐栄次郎(バリトン)
東響コーラス
時任康文:合唱指揮
東京交響楽団
秋山和慶(指揮)
録音時期:2013年3月23日
録音場所:東京、サントリーホール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
by yoshisugimoto
| 2025-11-25 05:44
| クラシック音楽CD
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