リリー・クラウス 1967年6月東京ライヴほか

リリー・クラウスのレパートリーは限られていた。一言で言えばモーツァルトかシューベルト。ショパンやリスト、ラヴェルやドビュッシーは弾かない。特化した結果だと思われるが、モーツァルトとシューベルトに関しては当時の世界最高のピアニストだった。故宇野功芳氏は来日の度に「追っかけ」をしていたとのことである。キングレコードから来日時のNHK音源が出ていたのは知っていたが、廃盤で入手困難だった。過日手頃な価格で出品されていたので、ようやく入手できた。モノラルながら録音状態は良く、クラシックファンなら是非持っていたい。

リリー・クラウス 1967年6月東京ライヴ

[Disc 1]

01即興曲op.90 （シューベルト）

02楽興の時op.94～第1番ハ長調／第2番変イ長調／第3番ヘ短調 （シューベルト）

03優雅なワルツop.77 （シューベルト）

[Disc 2］

01ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959 （シューベルト）

02トルコ行進曲 （モーツァルト）

03ルーマニア民俗舞曲 （バルトーク）

04グラーツのギャロップD.925 （シューベルト）

仕様

オープン価格

演奏

リリー・クラウス(P)

録音

67.6

リリー・クラウス 1963年1月27日 NHK録音

【収録情報】

・ハイドン：ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調 Hob.ⅩⅥ .52

・モーツァルト：幻想曲ハ短調 K.475

・モーツァルト：ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457

・：グルックの主題による10の変奏曲 K.455

　リリー・クラウス（ピアノ）

　録音時期：1963年1月27日

　録音方式：モノラル（セッション）