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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ドナウ川のさざなみ

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ドナウ川のさざなみ
The Danube Waves
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団 - Vienna Volksoper Orchestra
フランツ・バウアー=トイセル - Franz Bauer-Theussl (指揮)
1980年録音

『ドナウ川のさざなみ』は単発名曲で、小学校時代は昼休みの時間に校内放送で流れたりしていた。作曲者のイヴァノヴィッチは軍楽隊長だった人で、作曲家としては「一発屋」である。しかし、未来永劫名を残したわけだから大したもの。シュトラウス2世の『美しき青きドナウ』の対抗馬とされるが、陽性の『美しき青きドナウ』に対して、『ドナウ川のさざなみ』は哀愁漂う曲で、明治の日本ではむしろこちらの方が人気があったらしい。ウィーン・フィルのニューイヤーズ・コンサートで取り上げても良さそうな曲だが、聴いたことがない。やはり看板曲の『美しき青きドナウ』と競合する曲だから避けられるのだろう。近鉄のアーバンライナーの発車メロディになっているとは知らなかった。

『ドナウ川のさざなみ』(ドナウがわのさざなみ、ルーマニア語: Valurile Dunării、ドイツ語: Donauwellen)は、ルーマニアの作曲家ヨシフ・イヴァノヴィチが1880年に作曲したワルツ。

1880年にブカレストのコンスタンティン・ゲバウアー社から出版された。

エミール・ワルトトイフェルが1886年ごろに編曲した版が1889年に開催されたパリ万国博覧会で演奏され、その哀愁を帯びた旋律、オーケストレーションの見事さなどから、東ヨーロッパの作曲家のワルツ作品としては世界的に有名になった。

その他
日本では、田村貞一が作詞した『ドナウ川の漣』が1902年(明治35年)に慶應大学で斉唱された。

近畿日本鉄道の近鉄名古屋駅では大阪上本町・大阪難波行き特急アーバンライナーが発車する際の発車メロディとして用いられている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ドナウ川のさざなみ_b0109511_08102310.jpgヨシフ・イヴァノヴィチ(ルーマニア語: Iosif Ivanovici, 1845年 ティミショアラ - 1902年9月28日 ブクレシュティ)はルーマニアの作曲家・指揮者で、ガラツィとブクレシュティの軍楽隊の隊長である。イオン・イヴァノヴィチ(Ion Ivanovici)とも。

経歴
ティミショアラに生まれる。彼はワルツ、ファンファーレ、行進曲や民謡に基づく作品などおよそ350の作品を残し、パリ万博では作曲賞を受賞したほどである。

現在はその作品の多くは忘れられ、1880年に作曲したワルツ《ドナウ川のさざなみ Valurile Dunării》のみが盛んに演奏されている(他にルーマニア王妃エリサベタの筆名を題名としたワルツ《カルメン・シルヴァ Carmen Sylva》が極稀に演奏される)。《ドナウ川のさざなみ》は、その哀愁を帯びた旋律、オーケストレーションの見事さなどから、東欧の作曲家のワルツ作品としては突出して有名な彼の傑作である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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by yoshisugimoto | 2024-05-27 08:34 | クラシック音楽CD | Comments(0)