個人的にステレオ初期の録音にたいへん関心がある。当然現代録音のような音ではないが、それでも空間情報は記録されており、それを想像力を働かせながら、時空を超えた演奏に想いを馳せるのが好きなのだ。つまりはノスタルジーを聴くのが当方の音楽鑑賞の目的なのである。ストラヴィンスキーはホーレンシュタインのメイン・レパートリーではないが、当時こんな演奏だったのは感慨深い。マイナーレーベルで粗製乱造した感じの音源だが、それだから面白い。


ストラヴィンスキー
組曲「火の鳥」
「春の祭典」
第1部 大地の礼賛
第2部 生贄の儀式
Rec:1956
バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団
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