ホーレンシュタインの新世界
2024年 05月 26日
安く出品されていたので入手した。1952年の録音と古い。第一楽章の例の「ダダダン」でホルンを強奏しているので、全く違ったように聴こえる。その他、内声部の各楽器のバランスが指揮のせいか録音のせいか、他の音源と全く異なる箇所が散見され、新しい発見がある。
第二次世界大戦終了直後から60年ころまでの占領下のウィーンで、ヴァンガードやヴォックス、ウエストミンスターなどのアメリカのマイナーレーベルが、安いギャラでウィーンの音楽家たちを起用しての多量の録音をおこなった。この録音もホーレンシュタインがウィーンに乗り込み、50年代アメリカのヴォックスレーベルに集中的に録音したようだ。現代録音とは異なり、粗製乱造したが故の面白さはある。なおLPジャケット(左)も粗製乱造した割には秀逸である。
アントニン・ドヴォルザーク - Antonín Dvořák (1841-1904)
交響曲第9番 ホ短調「新世界より」 Op. 95, B. 178
Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, "From the New World"
ウィーン交響楽団 - Vienna Symphony Orchestra
ヤッシャ・ホーレンシュタイン - Jascha Horenstein (指揮)
by yoshisugimoto
| 2024-05-26 15:45
| クラシック音楽CD
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