『マリー・アントワネット』2006年
2024年 05月 23日


第59回カンヌ国際映画祭に出品したが、プレス試写ではブーイングが起こった。また、フランスのマリー・アントワネット協会の会長も「この映画のせいで、アントワネットのイメージを改善しようとしてきた我々の努力が水の泡だ」とコメントし本作を非難している。ただし、本作は伝記映画というよりはマリー・アントワネットを一人の少女として描いた青春映画の側面があり、必ずしも史実を忠実に再現する事を意図して製作された作品ではない(上述の批判に対しても主演のダンストが「歴史的事実というよりも歴史的な感覚の映画。マリー・アントワネットの教育用伝記映画を期待しないでほしい」とコメントしている)。根本的なテーマが誰も知る人のいない異国にわずか14歳で単身やってきた少女の孤独である点は、監督の前作の『ロスト・イン・トランスレーション』と類似している。
第79回アカデミー賞にて衣装デザイン賞を受賞(受賞者: ミレーナ・カノネロ)。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
二世の女性監督(上)が撮ったアントワネットの青春映画。ヴァレンヌの逃亡事件の前の民衆蜂起の時点で映画は終わってしまうので、拍子抜けする。その割には評価は悪くないが、豪華な宮廷生活を見ていたいという女性も多いのだろう。良いときも悪いときも含めてその人の一生であり、むしろ人の真価は悪いときに分かる。やっぱりアントワネットは断頭台に送られるところまでを描き切らなければダメだと思う。
二世の女性監督(上)が撮ったアントワネットの青春映画。ヴァレンヌの逃亡事件の前の民衆蜂起の時点で映画は終わってしまうので、拍子抜けする。その割には評価は悪くないが、豪華な宮廷生活を見ていたいという女性も多いのだろう。良いときも悪いときも含めてその人の一生であり、むしろ人の真価は悪いときに分かる。やっぱりアントワネットは断頭台に送られるところまでを描き切らなければダメだと思う。
by yoshisugimoto
| 2024-05-23 17:56
| 映画
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