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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

『シーザーとクレオパトラ』1945年

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『シーザーとクレオパトラ』(原題:Caesar and Cleopatra)は、1945年に製作・公開されたイギリス映画である。クロード・レインズとヴィヴィアン・リーがタイトルロールを演じている。ジョージ・バーナード・ショーの戯曲『シーザーとクレオパトラ(英語版)』の映画化作品であり、ショー自身が脚本を執筆した。監督はプロデューサーでもあるガブリエル・パスカル。撮影は戦時中の1944年であるが、テクニカラーの大作として完成した。

バーナード・ショーの原作であるため、1963年の『クレオパトラ』のような重厚な歴史スペクタクルではなく、ヴィヴィアン・リーには珍しいコメディタッチの作品となっている。

日本公開は1950年、9月1日から21日まで有楽座で上映されている。また1973年11月30日23時20分からフジテレビの『スペシャル洋画劇場』枠でテレビ放送された。
バーナード・ショーの戯曲がつまらない。ひとことで言えばシーザーとクレオパトラの関係が、『マイ・フェアレディ』の教授とイライザだ。シーザーがクレオパトラに愛想を尽かして、もう二度と会うこともあるまい、代わりに若いアントニーを紹介しよう、で去っていくのでは、史実と全く異なるし、それに対するクレオパトラの反応が、「え~、うれしい!」なのである。なんでこんなろくでもない脚本を映画化したのかと思わざるを得ない。

映画としては『風と共に去りぬ』より製作費がかかったというが、主演女優が同じでも、映画としての格は月とすっぽんである。片や不朽の名作だが、こちらはどう考えてもB級作品だ。英国映画は本場アメリカには全然及ばなかったということになる。それでも戦中の作品でカラーというのは英国の国力の凄さを実感する。

なお、この作品はレンタルビデオに在庫がなく、Youtubeで字幕なし版が全編視聴できた。戯曲は喋りが多く、英語を理解するのが難しかったが、大した作品ではないというのはクレオパトラの有りようですぐにわかった。名作には有無を言わせぬ格調があるものだが、この作品にはそれがない。

『シーザーとクレオパトラ』1945年_b0109511_20571252.jpg

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by yoshisugimoto | 2024-05-20 21:25 | 映画 | Comments(0)