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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

『チェ 28歳の革命』(2008年)

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「トラフィック」でアカデミー賞監督賞&助演男優賞を受賞したスティーブン・ソダーバーグとベニチオ・デル・トロが、キューバ革命を率いた指導者エルネスト・チェ・ゲバラの生き様を2部作、総上映時間4時間25分で描く大作の第1部。1955年7月、貧しい人を救いたいと南米を旅するゲバラは、故国キューバの革命を計画するフィデル・カストロと出会い、彼に同調。そして1956年、28歳の若さで革命に乗り出したゲバラは、キューバの独裁軍事政権を打倒する。

2008年製作/132分/スペイン・フランス・アメリカ合作
原題:Che: Part One
配給:ギャガ・コミュニケーションズ、日活
劇場公開日:2009年1月10日
(以上『映画.com』)
革命家はだいたいパターンが決まっている。毛沢東のごとく、武力で革命を成功させた後は権力亡者になり、猜疑心に駆られて大量粛清に走る。そんなだから政策もうまく行かないが、恐怖政治を敷いてあくまでも権力にしがみつく。カストロも同じパターンだ。しかし、ゲバラは権力には執着はなく、生涯を革命家にして一兵士で終わった。軍人としても非凡だったが、冷酷なところがなく、極めて人間愛に溢れた人物だったらしい。加えて博士号を持つ医師で、弁も立てば、文筆の才能もある。最高にカッコいい男なのだ。だから今もって人気がある。キューバ革命を30歳にして成功させたのは、運もあるが、快挙と言うしかない。ゲバラが20世紀の生んだ天才の一人だったのは間違いあるまい。

個人的には革命家なんぞには全くなりたいと思わないし、あこがれも皆無だ。東西冷戦の前半はまだまだ社会主義革命に夢を持つこともできた。ゲバラはそうした時代の寵児にして悲劇のヒーローなのだと思う。

『チェ 28歳の革命』(2008年)_b0109511_17361502.jpg

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by yoshisugimoto | 2024-05-12 17:37 | 映画 | Comments(0)