ワルター・クリーンのシューベルト:ピアノ・ソナタ全集/第2巻
2024年 04月 29日
ワルター・クリーンによるシューベルト:ピアノ・ソナタ全集の第2巻のみが安く出品されていたので、入手した。録音は70年代前半で、音質はメジャーレーベルに遜色ない。ブレンデルのフィリップス録音と同じレベルである。シューベルトはモーツァルトやベートーヴェンに優るとも劣らない大天才にして大作曲家だ。現在、世界のどこかにシューベルトに匹敵する人物がいるだろうか?いないと思う。僅か31年の生涯で、恐るべき量の「名作」を遺している。しかし、好きかと言われると微妙だ。
モーツァルトやベートーヴェンには人間界をつきぬけて神界を垣間見る瞬間が頻繁にある。当方に言わせると、シューベルトは徹頭徹尾、人間界の作品だ。だから悪いということにはならないが、イマイチ好きになれないのはそれが原因。その意味ではブラームスも同じである。ただし、生涯独身で運悪く梅毒をもらってしまい、病身に鞭打ちながら創作をつづけて最期を迎えたという生涯は健気である。共感できればシューベルトの作品群により愛着が湧くものだ。
といっても当方、余生も長くないので、シューベルトもそろそろ聴いていかなければならない。ピアノ・ソナタ全集を揃えるつもりはなく、つまみ食いで行く。第2巻の聴きどころは13番、20番あたりのようだ。他の演奏家の音源とも比較しながら、少しずつ馴染んでいこうと考えている。左はCD2枚組、右はLP3枚組。
ワルター・クリーン(P)
・ピアノ・ソナタ第1番ホ長調 D.157
・ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 D.279
・ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
・ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
・ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850
・ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
1971~1973年ステレオ録音
by yoshisugimoto
| 2024-04-29 06:58
| クラシック音楽CD
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