『蒼き狼 地果て海尽きるまで』2007年
2024年 03月 06日

『蒼き狼 地果て海尽きるまで』(あおきおおかみ ちはてうみつきるまで)は、2007年3月公開の日本とモンゴルの合作映画。「モンゴル建国800年記念作品」および「角川春樹事務所創立10周年記念作品」として、森村誠一著の『地果て海尽きるまで 小説チンギス汗』(ハルキ文庫)を映画化。モンゴルの英雄チンギス・ハーンの生涯を描く。
チンギス・ハーンの生い立ちからモンゴル統一までの過酷な人生を描いている。(以上Wikipedia)
ジョチ(ᠵᠥᠴᠢ Jöči、現代モンゴル語:Зүчи、1177年/1184年? - 1225年)は、モンゴル帝国の創始者チンギス・カンの長男で、ジョチ・ウルスの始祖。ジュチとも片仮名表記される。
漢字史料では主に朮赤、アラビア語・ペルシア語史料では主にجوچى خان jūchī khān と綴られる。
すぐ下の弟のチャガタイとはジョチ自身の出生の疑惑などを巡って険悪な仲であり、その関係は2人が関わった戦いの推移、父のチンギス・カンの後継者問題にも影響を与えた。(中略)
中央アジア遠征の後、ジョチは西方に広がったモンゴル帝国領のうち、北部の良質な草原を遊牧地として与えられ、ジョチのウルスは本領のイルティシュ川上流域からバルハシ湖の北からアラル海の方面に至る草原地帯(カザフ草原、現在のカザフスタン)に広がった。さらに、ジョチはチンギス・カンによってアラル海の北からカスピ海の北に広がる草原地帯の諸族の征服を委ねられ、チンギス・カンがモンゴル高原に帰還した後もカザフ草原に残って北西方への拡大を担当することになった。
この間にジョチは病を発し、軍を進めることができなくなった。しかし、この間の事情がモンゴル高原にはジョチが狩猟に興じて軍事をおろそかにしているとの噂になって伝わった。激怒したチンギス・カンはジョチに対して召還命令を下したが、ジョチは病のために帰還することができず、1225年頃に父に先立って病没してしまった。一方、チンギス・カンはジョチが召還の命令に従わないのでいよいよ討伐の軍を送ろうとまでしていたが、そこに病没の報が伝わり、大いに悲しみ落胆したと伝えられている。(以上Wikipedia)
お金をかけて現地ロケしているので、映像は美しい。モンゴルの騎馬民族は当時世界最強でユーラシア大陸を席巻していたが、そのスケール感は味わえる。しかし、遊牧民の土俗性がほとんど感じられない作品。日本人の俳優が日本語で演じているせいもある。要は角川映画なのだが、俳優が全員美男美女で、演技は臭いし、白々しい。ちょうど民放のお正月ドラマの豪華版の感じの娯楽作品になってしまっている。見終わった後の感動とか衝撃といったものはない。外国人が字幕で見ればまた違った感想を持つのかもしれない。
チンギス・ハーンは妻が略奪された折にできた子ども(ジョチ)も差別しなかったことは有名だ。ジョチは早世したがその息子のバトゥはジュチ・ウルスを引き継ぎ、1241年のリーグニッツ(ワールシュタット)の戦いで、ヨーロッパを恐怖のどん底に叩き込んだことで知られる。
by yoshisugimoto
| 2024-03-06 20:15
| 映画
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