『LBJ ケネディの意志を継いだ男』2016年
2024年 01月 03日

『LBJ ケネディの意志を継いだ男』(原題:LBJ)は、2016年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はロブ・ライナー、主演はウディ・ハレルソンが務めた。ジョン・F・ケネディ大統領暗殺を受け、副大統領から大統領になったリンドン・B・ジョンソンの苦悩を描いている。(以上Wikipedia)
1960年代前半の時点では、黒人は公共施設及びホテル、レストラン、映画館などの施設で公然と差別もしくは隔離されていた。公民権法(Civil Right Act)は、黒人差別に対してキング牧師らの公民権運動の高まりを受け、ケネディ大統領によって取り組まれ、その暗殺後、後任のジョンソン大統領の時に成立した。ようやく1964年7月2日のことだった。
ジョンソン(南部テキサス出身)がケネディ政権の副大統領になれたのは南部の懐柔のためという一面があったのだが、ジョンソンはそれを逆手に取ってケネディのリベラル路線をそのまま引き継いだ。そのため1964年の大統領選では圧勝した。しかし、ベトナム戦争が泥沼化し、1968年の大統領選は不出馬を表明する。
リンカーンのときの修正13条可決はたいへんな難事だったが、その100年後の公民権法は歴史の必然であったし、ケネディの死も成立を後押しした。その件(くだり)を描いただけの伝記映画で90分ほどと短い。批評家筋の評価も高くない。アマゾン・プライムで追加料金なしで観ることができた。
by yoshisugimoto
| 2024-01-03 14:47
| 映画
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