マーラー:交響曲第9番 ジュリーニ指揮
2024年 01月 01日
DGの1976年4月録音。ACCディスク大賞、ドイツ・レコード賞、モントルー国際レコード賞、国際レコード批評家賞、レコード・アカデミー賞の各賞を受賞。LP末期に一世を風靡した名盤である。
マーラーの9交は疑いのない名曲なのだが、個人的にあまり接点がない曲だ。実演も一度聴いたことがあるのだが、惚れ込むとか感情移入するとかがなく、頭で聴いてしまうのである。たとえば2番『復活』なんかは高校時代にけっこう夢中になって聴いたものだ。この曲には夢中にはなりようがない。それはなぜかと自問すれば、聴いて元気が出るようなところが全くないからだと思う。後期ロマン派の大曲としてサウンドを聴くのが当方のアプローチである。
それにしても1楽章と4楽章の長大なこと。もともとはCD2枚で出たものをハイレゾで入手。音源によってはCD1枚に収まる曲なのだが、ジュリーニのテンポの遅さが際立つ音源である。
収録曲
Disc.1
01.交響曲 第9番 ニ長調 第1楽章:Andante comodo(31:57)
02.交響曲 第9番 ニ長調 第2楽章:Im Tempo eines gemachlichen Landlers Etwas tappisch und sehr derb(17:14)
Disc.2
01.交響曲 第9番 ニ長調 第3楽章:Rondo-Burleske(Allegro assai.Sehr trotig)(14:03)
02.交響曲 第9番 ニ長調 第4楽章:Adagio(Sehr langsam und noch zuruckhaltend)(25:28)
by yoshisugimoto
| 2024-01-01 15:54
| クラシック音楽CD
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