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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

『マルコ・ポーロ 東方見聞録』2007 年

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『マルコ・ポーロ』は、2007 年にアメリカで制作された、 ケビン・コナー監督、イアン・サマーホルダー、 BD ウォン、ブライアン・デネヒー主演の歴史 冒険映画。13世紀、ジェノヴァに投獄されたヴェネツィアの貿易商マルコ・ポーロは、瀕死の囚人仲間に中国での青年時代の日々を語る。彼は、彼の素晴らしい冒険、モンゴルのクビライ・ハーンの宮廷で総督に昇進したこと、誘拐された側室への愛、そして裕福な男としてイタリアに逃げ帰ったことを回想します。(以上Wikipedia・Google翻訳)
マルコ=ポーロはイタリアのヴェネツィア生まれの商人。1271年、17歳の時、父や叔父と一緒に東方への旅に出発し、陸路をとり、トルキスタン、西域を通って、1275年に元の都大都に至った。元の世祖フビライに厚遇され、政務に参加した。1292年にイル=ハン国に嫁ぐ王女を送って泉州を出航、海路マラッカ海峡を通って使命を果たした後、1295年にヴェネツィアに帰った。マルコ=ポーロはヴェネツィアに帰国後、貿易に従事していたが、ジェノヴァとの戦争が起こり、その時捕虜となって捕らえられ、獄中でその見聞をルスティケロという人物に話をした。ルスティケロが記述したのが『世界の記述(東方見聞録)』である。(以上『世界史の窓』)

マルコ・ポーロには存在否定説や実は中国に行ってない?などの疑惑がある。元代の史料に一切出て来ないからだ。しかし、否定派は少数派で、肯定派が大半と言っていいだろう。いずれにしても口述筆記したものが世界に影響を与え続けてきたことは事実だ。大航海時代もマルコ・ポーロに大いに触発された結果で、捏造だけではそうはならないと考える。

歴史映画は戦争・殺戮のシーンが多く、見るのがしんどいことが多いが、これはアドベンチャー・スペクタクルとして抵抗なく楽しめた。マルコ・ポーロの話だから創作はかなり入っていて、史実ではないが、歴史ドラマとしては見応えがある。洋の東西が交わる歴史のロマン、異国のロマンが横溢する名作である。

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by yoshisugimoto | 2023-12-30 21:40 | 映画 | Comments(0)