『グローリー』1989年
2023年 12月 29日
『グローリー』(Glory)は、1989年公開のアメリカ映画。アメリカ南北戦争において実在したアメリカ合衆国初の黒人部隊を描く戦争映画。
この映画で黒人兵士を演じたデンゼル・ワシントンは第62回アカデミー賞および第42回ゴールデングローブ賞の助演男優賞を受賞した。
ストーリー
1862年、アンティータムの戦いを生き延びた若き北軍大尉ロバート・グールド・ショーは、帰郷先のボストンで奴隷解放運動家の父の紹介で北軍初の正規編成された黒人連隊の隊長就任を依頼され、友人フォーブスと共にそれを受諾する。しかし、黒人部隊第54マサチューセッツ義勇歩兵連隊(英語版)の隊長となったショーは、敵である南軍よりも先に、味方であるはずの北軍内での差別や無理解と戦う事になる。(以上Wikipedia)
人が虫けらのように死んでいく戦争映画は苦手だ。南北戦争の昔は「国家統一」という大義に比べたら、人命は軽かったというしかない。それがいかなるグローリー(栄光)であっても、それで人命が失われるのは正しいこととは思わない。しかし、今の基準で過去のことをとやかく言うのもナンセンス。昔はそういう時代だった。現在でも人が虫けらのように死んでいく事態は紛争地域では当たり前のことである。
黒人の認識を変えた活躍だったということだが、個人的には第二次世界大戦の活躍した最強日系アメリカ人部隊「第442連隊戦闘団」を想起しないわけにはいかない。第442連隊戦闘団」は、高い死傷率と最も多い勲章数を誇ったことで、現在でも米軍最強部隊として語り継がれる存在ということだ。米国での戦後日本のイメージ回復に多大な貢献をしたとも言われているが、ちょうどこの第54歩兵連隊とよく似ている。
by yoshisugimoto
| 2023-12-29 16:09
| 映画
|
Comments(0)