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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

『エリザベス:ゴールデン・エイジ』2007年

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『エリザベス:ゴールデン・エイジ』(Elizabeth: The Golden Age)は、2007年イギリスの歴史映画。監督はシェカール・カプール、出演はケイト・ブランシェットとジェフリー・ラッシュなど。 1998年の映画『エリザベス』のその後のエリザベス1世を、同じスタッフとキャストで描く。

第80回アカデミー賞でアレクサンドラ・バーンが衣裳デザイン賞を受賞した。

ストーリー
カトリックだった異母姉メアリー女王のあとに、プロテスタントのイングランド女王として即位したエリザベス。

だが、腹心ウォルシンガムの弟や、寵愛する侍女ベス・スロックモートンの従兄弟もカトリックであるなど、カトリック教徒も多い国内はプロテスタントの女王に対する不満もあり、不安定だった。国外のカトリック列強国やバチカンも、エリザベスを私生児と見做して王として認めようとせず、絶えず圧力をかけてきた。特にカトリック大国スペインの国王フェリペ2世はイングランド制圧そのものを狙っていた。さらにイングランド王家の血を引くスコットランド女王メアリー・スチュアートはカトリックということもあって、イングランドの王位を巡ってエリザベスの周りには様々な思惑が渦巻いていた。(以上Wikipedia)

『エリザベス』の続編はメアリ・スチュアートの処刑と無敵艦隊撃退の物語。結局カトリックの攻勢は退けることとなり、イギリス側が勝利する。スペインの無敵艦隊といっても、実際は寄せ集めで、大したことはなかったようだ。戦術も古く、船を横づけして乗り移る戦法だった。イギリスはヒット・アンド・アウェイ戦術を取ったのでスペインの戦果はなく、後日の嵐で大損害を出すに至る。

スペインはカトリックの排他主義政策で、オランダは失うし、新教徒の商工業者を追い出した結果、農業国のまま没落を続ける。新大陸から銀が入ってくるはずなのに何度も国家破産している。当時は世界帝国だったが、内情はダメ国家で没落は必然だった。

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by yoshisugimoto | 2023-12-28 18:12 | 映画 | Comments(0)