『ブレイブハート』1995年

『ブレイブハート』（原題: Braveheart）は、1995年のアメリカ映画。メル・ギブソン主演・監督。スコットランドの独立のために戦った実在の人物ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史映画である。1996年の第68回アカデミー賞においてアカデミー作品賞、アカデミー監督賞、アカデミー音響効果賞、アカデミーメイクアップ賞、アカデミー撮影賞の5部門を受賞した。

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評価の高い歴史スペクタクルだが、どう考えても史実とは異なる創作がてんこ盛りの作品だ。そこで細部にとらわれず大筋で観ることが大切。映画ではエドワード１世はスコットランドの英雄ウィリアム・ウォリスと戦う悪役だが、受験世界史的に見れば、スコットランドの戦費調達のため、模範議会を召集して現在のイギリスの原型をつくった人物であるといえる。

ウォリスの処刑後、スコットランドは独立した王国と成り、ローマ教皇やイングランドもスコットランド王国を承認するに至る。この映画が、スコットランドのナショナリズムを刺激し、１９９９年のスコットランド議会開設が実現した背景となった言われるが、十分うなずけるハナシ。スコットランド人が観たら、血沸き肉躍る内容であるのは疑いない内容である。