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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

『ローマ帝国の滅亡』1964年

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『ローマ帝国の滅亡』(ローマていこくのめつぼう、原題:The Fall of the Roman Empire)は、1964年の叙事詩的アメリカ映画。大作歴史劇『エル・シド』(1961)に続き、製作者のサミュエル・ブロンストンと監督のアンソニー・マンが組んだ、古代ローマ帝国を舞台にしたスペクタクル歴史超大作映画。同じ題材で『グラディエーター』があるが、この映画はその先駆けとも言える作品。ディミトリ・ティオムキンが作曲を手がけ、総勢130人という空前絶後のオーケストラ編成で演奏された、壮大な劇伴音楽が評価を得た。ゴールデングローブ音楽賞を受賞。(以上Wikipedia)

当方が歴史映画を追いかけているのは歴史の疑似体験をするため。ロケは相変わらず人数をかけまくって凄いので鑑賞に値する。しかし、脚本は史実を全く改変してしまっている。普通に歴史を勉強すれば全くありえない歴史ファンタジーで、韓国映画も顔負けのトンデモ・ストーリー。しかも、ありがちなアメリカ的価値観も鼻につく。当時のアメリカ大衆の知的水準に合った作り方だ。ハリウッドの映画人は映画さえヒットすれば、他はどうでも良かったのだろう。stupidという言葉しか思い当たらない。往年のハリウッド映画が今回つくづくイヤになった。

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by yoshisugimoto | 2023-12-04 06:12 | 映画 | Comments(0)