『戦争と平和』1956年
2023年 11月 30日
『戦争と平和』(せんそうとへいわ、War and Peace)は、1956年のイタリア・アメリカ合衆国の戦争映画。監督はキング・ヴィダー、出演はオードリー・ヘプバーン 、ヘンリー・フォンダ 、メル・ファーラーなど。原作はレフ・トルストイの小説『戦争と平和』。
製作は当時イタリアの二大プロデューサーと言われたカルロ・ポンティとディノ・デ・ラウレンティスでパラマウントが配給。音楽はイタリアのニーノ・ロータが担当した。 撮影はテクニカラー、ビスタビジョンで撮影され、オードリー・ヘプバーンにとっては初のカラー映画、ワイドスクリーン作品への出演になった。(以上Wikipedia)
映画を見る限り、ロシア人も欧米人と同じような国民として描かれている。しかし、人間は基本同じだ、と思っているとロシアという国を見誤ることになる。ロシア独立国家共同体は多民族国家で、少数民族が独立を企てると武力で制圧することは日常茶飯事なのだ。『戦争と平和』というタイトルとはうらはらに戦争は終わっても平和は来ない。平和という圧政はまた次の戦争をつくる。ロシア人という民族はそういう宿命を背負っている。ロシア人は粗暴な蛮族の一面が必ずあるのだ。
ロシアは昔から侵略を繰り返しているが、負け戦も数多い。しかし、ナポレオンとヒットラーに勝てたことが、日本でいうところの「元寇」、つまり神風に相当するものではないかと考える。武力侵攻の原点であるわけだ。昨今のプーチンの支持もこの成功体験の延長上にあるのだろう。要は粗暴な蛮族だから武力行使には慣れっこなのだということ。ロシア人は被害者ではなくて加害者と思っておくぐらいがちょうどいいと思う。
by yoshisugimoto
| 2023-11-30 11:17
| 映画
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