『トロイ』2004年

『トロイ』（Troy）は、2004年のアメリカ映画。古代ギリシアのトロイア戦争を元にした歴史戦争映画である。ホメロスの叙事詩『イリアス』などで描かれた神々と英雄の織り成す神話としてではなく、あくまで架空の人間のドラマとしてのトロイア戦争を描き興行的にも成功を収めた。作品内容及び登場人物が人間性を強調して描かれているため、主人公アキレスも神の庇護を受けた英雄としてではなく、あくまで普通の人間の武将として扱われている。（以上Wikipedia）

アキレウスは、ギリシア神話に登場する大英雄で、ホメーロスの叙事詩『イーリアス』の主人公である。ラテン語ではアキレス。プティーアの出身で、プティーア王ペーレウスと海の女神テティスとの間に生まれた。トロイア戦争にはミュルミドーン人を率いて50隻の船と共に参加し、たった一人で形勢を逆転させ、敵の名将を尽く討ち取るなど、無双の力を誇ったが、戦争に勝利する前に弱点の踵を射られて命を落とした。足が速く、『イーリアス』では「駿足のアキレウス」と形容される。（以上Wikipedia）

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ミケーネ文明・トロイヤ文明というのはともに青銅器時代であり、鉄器の使用はまだない。たとえば木造の船を１隻造るにしても、鉄製工具と青銅器製工具ではまるで効率が違うはず。巨大な木馬がそう簡単に出来上がるものだろうか。加えてこの時代は半ば神話の世界だ。戦闘シーンでは大勢のエキストラを使って取っているが、果たしてこれだけの人口が食べるだけの農業生産や物流がどうだったのかとか、いろいろ突っ込みたくなる。専門家ではないから何とも言えないが、どう考えても鉄器時代の感覚で映画が制作されている感じがする。

もちろん映画も架空のドラマとして制作されており、それで特に問題はないわけで、ドラマとしてはよくできている一級のエンタテイメント作品だと思う。