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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

『ベン・ハー』1959年

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『ベン・ハー』(Ben-Hur)は、1959年のアメリカ合衆国の叙事詩的映画。ルー・ウォーレスによる小説『ベン・ハー』の3度目の映画化作品である。ウィリアム・ワイラー監督。チャールトン・ヘストン主演。同年アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞をはじめ11部門のオスカーを受賞。この記録は史上最多記録でその後長く続き、『タイタニック』(1997年)、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)がようやく同じ11部門受賞で並んだが、現在もアカデミー賞の史上最多受賞作品の一つである。(以上Wikipedia)
『ベン・ハー』は一言でいうと『十戒』の続編である。主演はどちらもチャールトン・ヘストン。奇蹟を扱った映画と考えていい。『十戒』で海が割けるのも奇蹟なら、『ベン・ハー』でらい病がたちどころに癒えるのも奇蹟である。欧米人が奇蹟をどのようにとらえているかがよくわかる。ただし、モーゼからイエスに至って神の教えは進化している。憎しみは憎しみでは消すことができない、神の裁きに委ねなさい、許しなさい、というふうに業の流転を超越できる教えが脚本に反映されている。その結果見終わって救いの余韻が残る好作品でもある。11部門でオスカーを受賞したということだが、欧米人の精神の根底にあるキリスト教を形にした作品なので、そうなるのもうなずける。

欧米人は聖書の世界ではありえない奇蹟が起きても不思議に思わないが、現実世界ではそんなことは起こりえないというダブル・スタンダードを持つことができるようだ。その意味では論理が破綻している。仏教では自因自果と考えるので、キリストが大衆の業を贖うというのは論理的におかしい。死者は生き返らない。しかし生命は因は果となり、果は因となって永遠に続いてゆく。日本人的センスでは因果律のほうが妥当だと思える。そのあたりがキリスト教が人口の1パーセントも広まらない理由だろう。

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Commented by 杉ちゃん at 2023-12-10 22:07 x
ベンハーは2部構成でした。途中15分ほどの休憩を挟み
2時間超の長~い映画だったと記憶している。
ラストの勝者のパレードはレスピーギのローマの松最終章
「アッピア街道の松」に似たダイナミックな曲でしたわ。
Commented by yoshisugimoto at 2023-12-11 02:10
ベンハーは4時間弱の超大作でした。音楽も有名ですね。
Commented by 杉ちゃん at 2023-12-11 21:39 x
あはは、そうです。4時間弱でした。音楽はミクロス・ローザでしたね
この方、歴史モノの映画音楽の大家でして他に「Quo Vadis]「King of Kings]
など壮大・重厚な曲を作曲してますわ。
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by yoshisugimoto | 2023-11-26 23:44 | 映画 | Comments(3)