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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

『クロムウェル』1970年


『クロムウェル』(Cromwell)は、1970年のイギリスの伝記映画。 監督はケン・ヒューズ、出演はリチャード・ハリスとアレック・ギネスなど。 17世紀のイギリスで起きた清教徒革命の立役者の1人として、チャールズ1世を処刑し、イギリス史上唯一の共和制を敷いたオリバー・クロムウェルの半生を描いている。

第43回アカデミー賞衣裳デザイン賞受賞。(以上Wikipedia)

『クロムウェル』1970年_b0109511_11263988.jpg時代は17世紀。日本で言うと江戸時代初期。イギリスはエリザベス女王の時代にスペインに勝利して台頭しつつあったが、当時はオランダの全盛期であった時代だ。戦争は関ケ原と大差ない感じ。大差あるのはセリフだ。二言目には「神」が登場する。クロムウェルは敬虔な清教徒であり、聖書の言葉遣いが、この人物の自然のスタイルとなっていたとのこと。戦も神の名において戦う。国家は教会でもあり、その意味では神権国家と思えてしまうが、議会は曲りなりにも機能しており、決して神権政治ではない。歴史映画としてはまずまずの秀作で、ここまでしかつくりようがなかったと思う。

ピューリタン革命を勝利に導いたクロムウェルは護国卿となり、死ぬまで独裁者としてイギリスに君臨した。軍事独裁体制を敷いて、ピューリタン道徳が国民に強要され、劇場や賭博、競馬などの娯楽は禁止された。クロムウエルの死後は議会は王政復古に動く。クロムウエルは共和制を経て立憲君主制に足がかりをつけた人物だと言えそうだ。イギリス国民も日本人同様、王という国民の象徴を望んだようだ。

『クロムウェル』1970年_b0109511_10475793.jpg

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by yoshisugimoto | 2023-11-23 11:17 | 映画 | Comments(0)