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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

メンデルスゾーン:エリア 全曲 / シュナイト

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『エリヤ』(独:Elias)作品70は、フェリックス・メンデルスゾーンによって作曲されたオラトリオ。

メンデルスゾーンの代表作であるのみならず、オラトリオ全体の中でも、ヘンデルの「メサイア」、ハイドンの「天地創造」と並んで最も著名な作品の一つである。

構成
第1部(Erster Teil)と第2部(Zweiter Teil)に分かれている。第1部では、イスラエルにバアル信仰が広まったことより神エホバの怒りを招き、エリヤに神の言葉が臨みイスラエルの地から雨が途絶える場面から始まり、エリヤがバアルの預言者たちとの対決に打ち勝つところまでが描かれている(列王記上(列上)第17~18章)。第2部では、バアルの預言者を滅ぼしたことによりイスラエルの王アハブに命を狙われることとなったエリヤがイスラエルから逃げる場面から、後継者エリシャの目の前で火の馬車により天に上げられるところまでが描かれ(列上第19~22章・列下第1~2章)、終末部では救世主の出現に関する預言が歌われて曲が終わる。標準的な演奏時間は、約2時間(各60分、60分)。
(以上Wikipedia)

メンデルスゾーンは坊ちゃん肌で軽量級、力士でいえば横綱や三役ではなく、個性派前頭といったところ。大曲とは縁がない作曲家だと思って来たが、この『エリヤ』は2時間の大曲で、作品の格もブラームスの『ドイツ・レクイエム』に匹敵する内容だと感じた。メンデルスゾーンはバッハの『マタイ受難曲』を蘇演しただけに、同曲の影響を受けているに違いない。とにかくこの曲でメンデルスゾーンに対する個人的印象も大きく変わることになった。

ちなみにエリアの終末部の情景は『エリシャの見ている前で、嵐の中を天に上って行くエリヤ』で、

『彼らが話しながら歩き続けていると、見よ、
火の戦車が火の馬に引かれて現れ、二人の間を分けた。
エリヤは嵐の中を天に上って行った。
エリシャはこれを見て、「わが父よ、わが父よ、イスラエルの戦車よ、その騎兵よ」と叫んだが、
もうエリアは見えなかった。』 列王記下 2章11-12

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音源はシュナイト指揮のライブ盤が中古で安く買えた。今はCD2枚で4000円払う時代ではないと思う。

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オラトリオ「エリヤ」 Op. 70
Elijah, Op. 70, MWV A25

平松英子 - Eiko Hiramatsu (ソプラノ)
寺谷千枝子 - Chieko Teratani (アルト)
畑儀文 - Yoshifumi Hata (テノール)
福島明也 - Akiya Fukushima (バリトン)
シュナイト・バッハ合唱団 - Schneidt Bach Choir
シュナイト・バッハ管弦楽団 - Schneidt Bach Orchestra
ハンス=マルティン・シュナイト - Hanns-Martin Schneidt (指揮)
録音: 15 November 2002, Tokyo Opera City Concert Hall, Tokyo, Japan

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by yoshisugimoto | 2023-11-10 07:20 | クラシック音楽CD | Comments(0)