音楽愛好家のオーディオ
2023年 10月 08日

書店が近所になくなったので、都心に出て書店を見かけたときには入ってオーディオ雑誌をチェックするようにしている。といって今時オーディオ雑誌自体が高価だ。一番安価な月刊ステレオ誌なら数か月に一回買わないこともない。過日久々に購入した。
オーディオ評論家も顔ぶれが昔と入れ替わってしまった。石田善之氏と言えば、当方が高校生のころから書いておられ、相変わらずマッシュルーム髪型だが、ずいぶん歳を取られたようにお見受けした。総じて評論家・ライターも高齢化が目立つ。掲載されているオーディオ機器が高価なのには今更驚かないが、自分と接点が見当たらない。
若いころは評論家みたいにいずれは自分もハイエンド機器を手に入れてやろう、と思ったものだが、今では全くそうは思わない。むしろ誰でも買える価格帯よりすこし上くらいのところで、コスパ最高の機器を使いたいと思っている。だからといってハイエンド機器を否定するつもりもない。結局、オーディオは各自が自分らしく楽しむ趣味なんだと思う。その意味でいえば、今回の「音楽愛好家のオーディオ」は好企画で賛同できる。オーディオの音にはこだわるがこだわらない、つまりオーディオは意図的に「軽く握る」一面も大切だ。
昔、池田圭という評論家が「音楽に聴き入るべからず」と書いていた。オーディオを趣味とするなら「音を聴け」という意味だと思うが、ヒストリカル音源も多いなか、音も音楽も楽しむのが一般的だろう。優秀録音ばかり鳴らしているサウンドマニアも一つの在り方だが、音楽を語れないマニアは話をしてもつまらない。

そう言や三浦さんが重鎮ですから歳いったもんです。
耳は大丈夫かな??
耳は大丈夫かな??
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来月の関西ハイエンド・ショウでは柳澤氏は来場しないみたいです。お年ですものね。
by yoshisugimoto
| 2023-10-08 20:44
| オーディオ
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