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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

バルトーク協会音源の再発

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大作曲家バルトークの次男、ペーテル・バルトーク氏(上、50年代当時)は録音技師として、モノラル初期に活躍、シュタルケルのコダーイ無伴奏ソナタの録音で有名だ。しかし、その後なりを潜めてしまった。ご本人は2020年に96歳で亡くなられたということだ。バルトーク協会という、ペーテル・バルトークの録音を頒布する団体はLP期から存在したが、どうやら活動を停止した模様である。

以前は日本でも個人がボランティアで頒布、HMV経由でも発注可能だったので、何枚か手に入れた。1950年初頭の録音で、ヒストリカルに分類されるが、録音に一味違うリアリティがあって録音家の感性の良さが伝わってくる音質だった。さすがは大作曲家の子息だけのことはある。

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いまではバルトーク協会音源は別のレーベルから出ているようで、アマゾンでArlecchinoレーベルの2枚組(上)を見つけた。さすがに激安とはいかなかったが、以前のバルトーク協会頒布盤の半額で入手できた。すべてジェスキンド指揮ロンドン新交響楽団の演奏で、下の2枚が収録されている。今回もさすがの音質である。モノラル初期ながらグランカッサの炸裂も十分楽しめる。

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曲目
 バルトーク バレエ音楽《かかし王子》(全曲)…世界初録音
演奏
 ジュスキント指揮/ロンドン・ニュー交響楽団
演奏データ
 1953年、ロンドンのキングズウェイ・ホール、モノラル

曲目
 バルトーク 歌劇《青ひげ公の城》
演奏
 ジュディス・ヘルヴィッヒ(S)、エンドレ・コレー(B)、ジュスキンド(Cond)、ニュー交響楽団
録音データ
 1953年、ロンドンのキングズウェイ・ホール、モノラル

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by yoshisugimoto | 2023-05-15 18:00 | クラシック音楽CD | Comments(0)