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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

フォーレ:ペレアスとメリザンド/ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ/ベルリオーズ:ファウストの劫罰より シャルル・ミュンシュ

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ミュンシュはボストン響の常任指揮者を退任してフリーになってから1963年にフィラデルフィア管と1枚だけフランスものを録音している。それがこの音源。アンソロジーの趣なのがちょっと残念なところだが、珍しくフォーレの曲を入れている。したがって、この組曲「ペレアスとメリザンド」が一番の聴きどころだと思う。個人的にも大学時代の一時期よく聴いたので思い入れがある。

1963年といえば、オーマンディはバリバリの現役だったころで、改めてミュンシュはオーマンディの先輩格だったのだなと思う。当時はライナーやセル、バーンスタインもいたわけだし、60年代初めのアメリカは名指揮者の黄金時代だった。ボストン・フィラデルフィア・シカゴ・クリーヴランド・ニューヨークのメジャー・ファイブがこれだけの大物指揮者を揃えていたのは空前絶後というしかない。この時期こそは名盤の宝庫でもあって、当方が聴く音源は主にこの時期に集中しているほどである。

【曲目】
1. ラヴェル: 高雅にして感傷的なワルツ
2. フォーレ: 組曲「ペレアスとメリザンド」 作品80
3. ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」 作品24 (抜粋)
 〔鬼火のメヌエット、妖精の踊り、ラコッツィ行進曲〕
【演奏】
シャルル・ミュンシュ(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団
【録音】
1963年3月14日 フィラデルフィア

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by yoshisugimoto | 2023-04-30 00:37 | クラシック音楽CD | Comments(0)