キャスリーン・バトル / クリストファー・パークニング

1984年録音。一世を風靡したバトルのボーカル・アルバム。ギター一本の伴奏というのがいい。ピアノよりは狭い会場向きのサウンドになるが、コージーなところがむしろピアノより惹かれる。マイナー・レーベルの音源はこういう録音は超ＨｉＦｉであることが多い。期待したが、この音源はいわゆるメジャー・レーベルの音で、ちょっと期待はずれ。音場感はイマイチである。

バトルは声がきれいことでは史上指折りの歌手だが、気位が高く苛烈な性格で、扱いにくさは札付きなんだそうだ。トスカニーニのリハーサルは怒号が絶えなかったというのとちょっと似ている。世の中いろいろあるんだ（笑）と思っている。

01.ジョン・ダウランドの音楽：：帰っておいで！　優しい愛が今しも招く

02.ジョン・ダウランドの音楽：：アルマンド＜ギター・ソロ＞

03.ジョン・ダウランドの音楽：：想いが叶わぬ時は

04.ジョン・ダウランドの音楽：：ガリアード＜ギター・ソロ＞

05.ジョン・ダウランドの音楽：：ご婦人向きの素敵な小間物

06.バッハ：：アヴェ・マリア

07.ヴィラ・ロボス：：アリア～ブラジル風のバッハ第５番より

08.グラナドス：：ゴヤのマハ

09.３つのブラジルの歌：：ボイ・ブンバ

10.３つのブラジルの歌：：青い鳥

11.３つのブラジルの歌：：子守歌

12.７つのスペイン民謡より：：カンシオン

13.７つのスペイン民謡より：：子守歌

14.７つのスペイン民謡より：：ムルシア地方のセギディーリャ

15.６つの黒人霊歌：：死ぬひまがないのさ

16.６つの黒人霊歌：：誰のお祈りも聞こえなかった

17.６つの黒人霊歌：：いい知らせじゃないか！

18.６つの黒人霊歌：：かわいいちっちゃなイエス様

19.６つの黒人霊歌：：わたしの小さなこの光＜無伴奏＞

20.６つの黒人霊歌：：進め、王様、イエス様