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クラシック音楽とジャズとオーディオのブログ [杉本良明]


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スピーカー工房 飛びねこ / FF165WK用のダブルバスレフTDB16

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スピーカー工房 飛びねこさんのFF165WK用のダブルバスレフ箱は売れ筋商品とのことである。この開口ならFE166NV2も使えるが、ダブルバスレフにはアンマッチだと思う。FF165WKは当方もウーファーとして使用しているが、ローコスト・フルレンジながら低音再生能力の極めて高いユニットだ。このダブルバスレフ箱にベストマッチというのはうなずける。

ただし、FF165WKはフルレンジとしてはそう品位の高いユニットではない。FF165WKでハイエンド・オーディオは無理だ。TWをつけて頑張ってもメーカー製2ウェイには及ばないと思う。おそらくそうした理由で、オークションにはユニット込みエンクロージャーで割に出品される。フルレンジ16cmでハイエンド・オーディオをやろうと思ったら、MarkAudioのAlpair10 MAOPとかFostexのFE168SS-HPといったユニットになるだろう。

このダブルバスレフ箱の最良の使い方はサブ・ウーファーとすることだ。アクティブ・パッシブいずれでも良いが、パッシブで使うなら10cmユニットの補強に合うと思う。16cmユニットの補強ならFF165WKは二発欲しい。なおサブ・ウーファーで使用するならメイン・スピーカーの裏に横向きで設置する手も使える。底面積が小さいのでスペース・ファクターもいい。

飛びねこさんのこのエンクロージャーは部屋を揺さぶる重低音が秀逸だ。ただし、エンクロージャーだけではあくまで半製品である。当方はユニット込みでオークションで手に入れたが、前のオーナーさんによると吸音材は一切入っておらず、ご自身で適当に、というスタンスの商品らしい。吸音材ゼロでは少々付帯音が耳についたので、吸音材を少な目に入れてみたところ収まった。このあたりが半製品たる所以だ。とは言え、どこの工房でも出来の良い秀作というのはあるものだが、この一品はまさにそれだと思う。

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by yoshisugimoto | 2023-03-18 06:55 | オーディオ | Comments(0)