ソリアーノ&フリューベック・デ・ブルゴスの ファリャ/「スペインの庭の夜」ほか
2023年 02月 17日

ソリアーノは「スペインの庭の夜」をアルヘンタとも録音しており、両方とも昔から名盤とされてきた。面白いのは余白のチェンバロ協奏曲。協奏曲と言っても室内楽で、チェンバロ管弦六重奏と言ってもいい内容だ。ランドフスカが初演者で献呈もされているが、ランドフスカは初演したのみで以降弾いてくれなかった。名曲かというと微妙な曲で、擬古的な曲ではある。
この音源では珍しくソリアーノがチェンバロを弾いている。音からするモダン・チェンバロのようだ。ランドフスカが初演者なのだから妥当なところか。あまり録音も多いとは言えないこの曲がソリアーノのチェンバロで聴ける希少盤。1964年ごろの録音。
交響的印象『スペインの庭の夜』
[演奏]
ゴンサロ・ソリアーノ(ピアノ)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
パリ音楽院管弦楽団
クラヴサン協奏曲
[演奏]
ゴンサロ・ソリアーノ(クラヴサン)
アンドレ・ブタール(クラリネット)
ミシェル・デボスト(フルート)
ロベール・コーディエ(チェロ)
ロベール・カジエ(オーボエ)
ピエール・ネリニ(ヴァイオリン)
by yoshisugimoto
| 2023-02-17 23:41
| クラシック音楽CD
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