アーメド・アブドゥル・マリク
2023年 01月 26日
1961年録音。若いころ、ジャズ・ベーシストのリーダーアルバムの蒐集をやっていた。それで主だったベーシストは大体知っているつもりだったが、アーメド・アブドゥル・マリクという奏者は、セロニアス・モンクのライブ盤にクレジットされており、とりあえず名前を知っている程度だった。リーダー・アルバムがプレステージにあるのは数日前に知った。この音源は1961年の録音。
一言でいうとアラビア風のワールド・ミュージックとジャズを融合させた感じの音楽。結構いい。しかし、ボサノバみたいに流行る感じはない。アーメド・アブドゥル・マリクもジャズ・シーンで活躍したのは60年代半ばまで、以降は名前を聞かなくなってしまう。それでもコレクター・アイテムとしては外せないと思う。他にウードというローカル撥弦楽器も演奏し、ローカル色豊かな音楽と併せてユニークな奏者である。
Track listing
All compositions by Ahmed Abdul-Malik except as indicated
"Nights on Saturn" - 7:25
"The Hustlers" - 5:25
"Oud Blues" - 4:03
"La Ikbey" - 5:44
"Don't Blame Me" (Jimmy McHugh, Dorothy Fields) - 7:14
"Hannibal's Carnivals" - 4:35
Personnel
Ahmed Abdul-Malik - bass, oud
Tommy Turrentine - trumpet
Bilal Abdurrahman - clarinet, percussion
Eric Dixon - tenor saxophone
Calo Scott - cello
Andrew Cyrille - drums
by yoshisugimoto
| 2023-01-26 09:41
| ジャズ
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