藤原義江イン・デジタル
2023年 01月 20日
藤原義江:1898年12月5日生まれ。山口県出身。1976年3月22日死去。テノール歌手。父は英国人。新国劇を経て戸山英次郎の名で浅草オペラにデビュー。イタリアに留学、欧米各国で演奏活動を行なう。1934年藤原歌劇団を創設、プッチーニのラ・ボエームで旗揚げし日本のオペラ運動の推進に大きく貢献した。1952年にはニューヨークでローゼンストックの指揮により蝶々夫人を上演し注目される。これは日本の歌劇団初の海外公演となった。 (以上CDジャーナル)
藤原義江は名前は知っている程度。一代の風雲児だったようだ。私生児として出生し、ろくに学校へも行けない境遇から出発し、はじめは楽譜も一切読めなかったらしい。しかし日本人離れした容姿と体躯もあって頭角を現す。「出船の港」はFMで聴いたことがある。日本のオペラの草分けの一人で、押さえておく必要はあるだろう。
アマゾンで1円CDを見かけたので入手した。フルレンジを使用しているので、SP録音ボーカルものは絶妙に鳴るのを期待したが果せるかなその通り。SP録音だからかならずコンピレーションになるが、売られていたジャケット(右)は鑑賞意欲が落ちる。男前の舞台人だったわけだから、顔を眺めて聴きたいところだ。左の写真がよくわかる。女性遍歴は生涯続いたらしいが、うなずける。
by yoshisugimoto
| 2023-01-20 00:12
| クラシック音楽CD
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