2A3Bという2A3廉価版
2022年 11月 22日
俄かに2A3アンプのオーナーになってしまったからには、交換球もいずれ準備しなければならないだろう。現在カナダ・マルコーニ製の2A3がついている。製作者の方が入手されたのだが、落札した中古機についていたもので、ほとんど劣化していないから使ったとのことである。測定すると左右の歪率や雑音はわずかに異なるようだ。ただ聴感上はわからない。古い真空管なので、オリジナルのRCA製のヴィンテージ球に加えて、いろいろなメーカーから出ているが、製造時期もまちまちで、オークションで入手したら素性不明ということも多いようだ。
加えて2A3Bという中華製廉価版もある。そのまま差し替えて使用可能だが、外観上はRCAの物より背が高く、プレートも大きく、300Bに近いような感じなんだそうだ。値段はそれなりに入手しやすいメリットもあり、一概にダメだとはいえないとのことである。聴感上、高域は伸びているように聞こえるが堅い印象を受けるという情報もある。諸手で肯定している情報はいまのところなさそうだ。ロシア製のELECTRO-HARMONIX 2A3EHという商品もある。まだウクライナ戦争で入手困難、ということではないようだ(下)。
いずれにせよ、以前の6BQ5はMT管で安く、交換球の心配はなかった。2A3は最低でもペアで2万円以上するので、交換球の情報は仕入れていく必要もあるだろう。
by yoshisugimoto
| 2022-11-22 07:00
| オーディオ
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