ストリーミングだけの音楽愛好家はいない
2022年 10月 22日

たまに、「もうパッケージメディアは要らない、ストリーミングだけでいい」という意見を聞く。たとえばロスレスだからアップル・ミュージックでいいじゃないか、ということ。いかにももっともだが、個人的に以下の問題がある。
①録音日付の記載がない。
②CDと同じ内容で詰込み過ぎ
③希少盤・コレクターズアイテムが手に入らない
④マスター・クロック・ジェネレーターの対象外
①だが、これは個人的には大問題だ。音源の背景を理解しようとするとき、録音年だけは避けて通れない。もちろん「これは70年代だろう」などと大体の見当はつく。しかし、録音年不明では個人的に音源の出所不明で落ち着かず、とても鑑賞する気にならない。録音年の記載のないデータをよく提供できるもんだ、とそこのところが不思議ですらある。録音日付とか録音場所はあるにこしたことはないが、なくても構わない。
②だが、基本CDと同じデータだ。詰込みすぎだから頭出しが必要になる。加えて嫌いなジャケアートだったら聴く気が起こらない。市販のCDのジャケットは基本チープなものである。PCオーディオだったら、LPのオリジナル・ジャケットやジャケット違いに差し替えるといった操作が可能だ。
③は切実な問題だ。ストリーミングではマニアックな趣味に対応できないのである。
④HAP-Z1ESではマスター・クロック・ジェネレーターの対象はディスクデータだけである。同じロスレスデータでもPCオーディオのほうが音が良い。
以上の問題に加えて、ストリーミングはすべて図書館の本と同じ借り物だ。身銭を切って購入した手持ちのパッケージ・メディアのほうが、断然愛着が湧く。蔵書のない読書家はいない。ストリーミングだけの音楽愛好家もいないと思う。かといってLPやCDに戻るつもりもない。やはりPCオーディオということになる。

こんばんわ、ストリーミングは合理主義的な音楽データーの
切り売りだと思う。DVD・CDレンタルショップが廃れたのも
パッケージメディアの貸し借りが「めんどくさい」と言う理由
で利用しなくなった結果だと考える。ストリーミングを利用す
る人は録音年など不要、解説も不要、電子決済で「ポチッ」と
クリックするだけで目的の音楽が取り込めるのである。
いやー無味乾燥な音楽産業になってしまった。
切り売りだと思う。DVD・CDレンタルショップが廃れたのも
パッケージメディアの貸し借りが「めんどくさい」と言う理由
で利用しなくなった結果だと考える。ストリーミングを利用す
る人は録音年など不要、解説も不要、電子決済で「ポチッ」と
クリックするだけで目的の音楽が取り込めるのである。
いやー無味乾燥な音楽産業になってしまった。
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おっしゃっているのはダウンロードサイトのことではありませんか。ストリーミングは音楽が取り込めず、聴くだけです。1曲いくらではなく、月々いくらの料金です。

おおおっ、そうでした。(笑)聞き流すだけでしたね。
by yoshisugimoto
| 2022-10-22 10:08
| オーディオ
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Comments(3)