ワインガルトナーのベートーヴェン8交
2022年 09月 27日
ヒストリカル録音を愛好する当方だが、日ごろ聴くとなるとやっぱり40年代までだ。30年代となるとちょっと苦しい。どうしても鑑賞する音源というよりは、歴史的な記録ということになってしまう。ワインガルトナーは20世紀前半の大指揮者だったが、1942年に亡くなっている。残っている録音は30年代のもので、意外に入っているがやっぱり古い。ステレオ期に生まれた自分が敢えて聴くこともないだろう。
ベートーヴェンの8番(1936年録音)は代表的な名演とされるが、やっぱりシェルヘンのモノラル盤(1954年録音)のほうが聴きやすい。50年代のモノラル程度の音質であれば現代録音とさして遜色ないと思う。もちろん現代録音のほうが優れているが、敢えてモノラル録音の味わいを聴きたい、というのがヒストリカル派の本音でもある。
by yoshisugimoto
| 2022-09-27 08:01
| クラシック音楽CD
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