レズニチェクの歌劇《ドンナ・ディアナ》序曲
2022年 09月 24日

モンティ―のチャルダシュとか、マリーの金婚式とか、ネッケのクスシコ・ポストとか、その一作のみで名前が残っている作曲家は結構いる。歌謡曲では「一発屋」というらしいが、クラシックでも似たような感じ。とはいえ、たとえ一曲でも有名なら大したもの。たいていの人は名もなく埋もれてゆくからだ。
最近知ったのがエミール・フォン・レズニチェク。指揮者兼作曲家で、リヒァルト・シュトラウスの友人だったそうで、作品も結構あるが、もっぱら歌劇《ドンナ・ディアナ》の序曲で覚えられている。
この序曲は、ドイツはもとよりイギリスやアメリカ合衆国でもテレビ番組のテーマ音楽に転用されて親しまれてきたとのことである。『20世紀の偉大な指揮者たち - ヘルマン・シェルヘン』に収録されていたので知った次第。もとは上のLPで出ていた。音楽自体はたいへん親しみやすいし、シェルヘンの音源は例によって音質良好である。シェルヘンではないが、Youtubeで聴けるのでご参考まで。
by yoshisugimoto
| 2022-09-24 06:28
| クラシック音楽CD
|
Comments(0)