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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

チャーリー・パーカー ライヴ・アット・ロックランド・パレス1952

チャーリー・パーカー屈指の名演として知られる1952年のNYロックランド・パレスでのステージを完全収録した音源が出ている。後藤誠氏の推薦盤で特集記事に載っていたから入手したが、音は良くないし、トラックもやたら多い(45トラックもある)ので10年以上放ってあった。なんとかPCオーディオで攻略してみようと思い立った次第。左右のアルバムは同じ音源を収録している。当方は右を所有しているが、この古色蒼然したジャケアートでは良くない録音がますます貧弱に聴こえる。迷わず左に差し替える。

45トラックもあるが、ロックランド・パレスは32トラック。残りの13トラックはボーナストラックで、ロックランド・パレスではなくバードランドで収録されたもの。さらにバードランドの音源は3つのセッションに分かれる。ロックランド・パレスの32トラックも数が多すぎる。これは2分割する。名演とされる17トラックの"Lester leaps in"は後半の第1曲目に持ってくるとしよう。以上でCD2枚組を5分割することになる。こういった加工なしで漫然と音源を聴いても何も残らない。まして、CDではいろいろ不便で話にならないとと思う。

この録音はプロの録音技師がプロの機材で録ったものではない。関係者や聴衆が持ち込んだ機材でのアマチュア録音である。複数の音源が存在し、切り継ぎ編集を加えているので、突然音が変わる箇所もある。この音源は大口径ウーファーではうまく再生しきれないと思う。感度のいいスピーカーが不可欠で、その意味では再生側のハードルも高い。

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チャーリー・パーカー ライヴ・アット・ロックランド・パレス1952_b0109511_12003574.jpg

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by yoshisugimoto | 2022-09-19 12:05 | ジャズ | Comments(0)