「指輪」のハイライト盤

「指輪」は長大な作品だけにハイライト盤はありがたい。一般に出ているのは４作をＣＤ１枚にまとめたもの。一番の聴きどころだけを集めただけで、これはいくらなんでもストーリーは追いかけられない。１作を１枚ずつ、４作を４枚にまとめたものもある（スワロフスキー盤）。いいのだが、気楽に聴くにはやや長い感じはある。一番手ごろなのは４作を２枚にまとめたもので、これはベームの音源のみ入手できる。ＣＤは右だが、いかにもチープな廉価盤という感じで聴く気が起こらない。そこでＰＣオーディオでは例によってジャケット・アートを差し替える。左のハイライト盤ＬＰを流用する。ＣＤではワルキューレが１枚目と２枚目に分かれているので、１作ずつに分割し直す。これで鑑賞意欲がたいへん上がる。ストーリーも追いかけられるので、何となく聴いたような気持になれるというわけだ。

なお、４分割してもジャケアートは同じ写真を使う。下が全曲盤のジャケットだが、ハイライト盤に流用するのはいくらなんでも抵抗ある感じがする。