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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ドイツ・エプシュタイナー音楽祭のマルツィとマイナルディ

板起こしは所詮板起こしの音質だ。テープが劣化していなければ、テープからのマスタリングには絶対敵わない。それはそうなのだが、希少盤を意欲的な板起こしで出してくるスペクトラム・サウンドというレーベルにはかねてより好感を持っている。中古で安く手に入る限りコツコツ買っているのが実情だ。MYTHOSのように鮮烈な音ではないが、マイルドで聴きやすい。スクラッチノイズもほとんどない。韓国レーベルとのことだが、良好な板起こしだと思う。

この音源はドイツグラモフォン社がプレスした非売品で、1966年12月のエプシュタイナー音楽祭の実況録音ということだ。実際に聴いてみると、自動車の通過音が聴き取れるので、遮音のよくない会場だった思われる。音も遠い方。あまり商品価値があるとも思えないが、希少価値はあるようだ。LP(右)は2万円で売られている。CD復刻が送料込みでその十分の一以下で入手できたので、まあ満足。限定販売なのですでに入手困難。買えるうちに買うしかない。

なお、エプシュタイナー音楽祭というのはあまり有名な音楽祭ではないようで、初めて聞く名前である。調べてみたが、今でも開催されているのかどうか、よくわからない。
ドイツ・エプシュタイナー音楽祭のマルツィとマイナルディ_b0109511_16283547.jpgドイツ・エプシュタイナー音楽祭のマルツィとマイナルディ_b0109511_16284038.jpg

[商品番号 : CDSMLE-SIK008] [Import CD] [モノラル] [Spectrum Sound]

[収録内容]
1. ヘンデル : トリオ・ソナタ 第7番 ト短調 ~ 2つのヴァイオリンとチェンバロのための (10'09'')
2. マルチェッロ : ソナタ ヘ長調 ~ チェロとチェンバロのための (14'23'')
3. J.S.バッハ : 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003 (23'02'')

ヨハンナ・マルツィ (ヴァイオリン/M-1&3)
ユルゲン・シュミット=ヴォイクト (ヴァイオリン/M-1)
エンリコ・マイナルディ (チェロ/M-2)
ルートヴィヒ・カウフマン (チェンバロ/M-1&2)

録音 : 1966年12月 / ドイツ・エプシュタイナー音楽祭
* 音源 : German DGG Private 629 906 ED 1 LP (Only MONO Version pressing)



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by yoshisugimoto | 2022-08-27 16:30 | クラシック音楽CD | Comments(0)