バティスのビゼー管弦楽曲集
2022年 05月 24日

バティスはラテン系の爆演指揮者で通っているが、なかなか一筋縄ではいかない。決してストコフスキーのようなクセのある演奏をする人ではない。どの音源も明るく軽く楽しいというラテンの血は明らかで、人間味を感じさせるのは共通している。80年代に録音が集中しており、ステレオ初期の巨匠たちと比べると録音もいい。ビゼーの管弦楽曲は同じラテン系でオススメの筆頭格だ。英ASV原盤だが、今はブリクラで出ている。問題はジャケットがどちらもよくないこと。せっかくの音源をスポイルしてしまっている。鑑賞にはジャケアートを変更するなど各自の工夫が必要だろう。



・《カルメン》組曲
・《真珠とり》前奏曲
・序曲《祖国》
・《アルルの女》組曲
・《美しきペルトの娘》組曲
・小組曲《子供の遊び》
・交響曲ハ長調(第1番)
・交響曲《ローマ》
エンリケ・バティス(指揮)
メキシコ・フィル、ロイヤル・フィル
by yoshisugimoto
| 2022-05-24 09:27
| クラシック音楽CD
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