ヌヴーのベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲

昔日の夭折の天才、たとえばリパッティとかヌヴーは録音が結構貧しくて、日ごろ鑑賞する音源というよりは記録として珍重される傾向がある。〇〇の推薦盤・愛聴盤はリパッティだ、ヌヴーだ、という話はまず聞いたことがない。ところが例外があった。ヌヴーの事故死するひと月まえのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の録音は鮮度もよく、日ごろ鑑賞する音源としても十分だ。この音源を推薦盤・愛聴盤にした記事は見たことがないが、それほどの音質だということ。1949年の放送録音のようで、オケ伴の指揮はロスバウド。別レーベルでも出ている。