人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

13Aホーンと小型バックロードホーンの共通点

13Aホーンと小型バックロードホーンの共通点_b0109511_05050836.jpg

ウェスタン・エレクトリックの13Aホーンというのは15Aホーンよりもまだ大きい。先日、天満のBUNJIN HALLでレプリカを聴いてきたが、音道は円形ではなくS字型で、よくこんなものを木で作れるものだと思う。15Aホーンより大きいだけあって低音はより下の方まで伸びており、ドライバーだけでここまで出るのか、と感心した。ただし、あくまでも映画館用で、一般家庭には大きすぎる。

これをダウンサイズして家庭に持ち込むにはどうすればいいか。小口径フルレンジのバックロードホーンという手がある。我が家のはFE126NVを使ったD102MK2の一回り大きい改造型だが、案外13Aホーンと555の音に似ているのに驚いた。ともにネットワークがないフルレンジで、振動板が小さく軽い、と言うのが共通している。こんなことを言うとウェスタン信者は発狂するかもしれない。ただし、FE126NVではまず映画館で使えない。

いずれにしてもボーカル帯域にクロスオーバーがないのは、SP復刻音源・モノラルLP音源といった古いソースに大変よく合う。世の中のハイファイ・スピーカーの大半がボーカル帯域にクロスオーバーを持つので、クロスオーバーを持たないというのはそれだけで大きなメリットなのだ。タンノイはクラシックに合う、JBLはジャズ合うとされるが、フルレンジならどちらでも合う。ただし、分割振動は多い。これは真空管アンプをつかって目立たないようにうまく鳴らすことができればそれなりに克服できると思う。

13Aホーンと小型バックロードホーンの共通点_b0109511_07331959.jpg

Commented by kurihara1954 at 2022-04-09 13:21
こんにちわ 暖かくなりましたね 桜も地域によっては散り始めたところもあります
このWE 13Aホーンは魅力的ですね 部屋と経済的ゆとりがあれば欲しいですよ
元々 モノーラル時代のSPですから 今日的にステレオタイプにするのには大変な努力が必要ですね
たとえば初期のオートグラフやハーツフィールドなどはモノーラル時代なので1本だけなんですね
それが1955年ごろから2本合わせてステレオ使用に・・・これは考えれば無理が生じるというもの
この13Aホーン昭和の時代ですが千葉の野田市の友人が使っていて私も良く聴きました(ステレオ用に2本あります)
友人のシステムは当時この13Aホーンの下と上にジャンセンのウーファーとツィターを取り付けていました
ジャンセンのウーファーは2メートル四方の平面バッフルに取り付けて13Aの後ろに置かれていました
アンプはWEの300Bでしたが元々モノーラルのアンプでしたが伊藤喜多男氏がステレオ用に直したもので伊藤喜多男氏のプリアンプと合わせて
素晴らしい音でした 予備用にはジャンセン610フルレンジが800リットルの箱に納められ部屋の隅にありました
友人は病気の為90年代に亡くなり部屋の荷物は小田原の何とかが引き取ったと言います その後のことはわかりません
家族曰く 本人にとっての趣味は家族にとっての粗大ごみであると言います
部屋の中がすっきりして家族方はすっかり喜んでいましたね あの機材がその後 なんてわかりませんが
今の時代13Aどころか伊藤喜多男の名前すら知らないでしょうね 昭和という時代の素晴らしい思い出の一つです
Commented by kurihara1954 at 2022-04-09 13:28
昭和の時代にレコパルという雑誌の別冊かな この13Aと15Aホーンの自作記事がありました
無線と実験という雑誌にもありました 何分の一かはわかりませんが自作できるサイズで下ね
ちゃんと図面つきでした わたしも昭和の時代オートグラフの自作に挑戦してものの見事に失敗しました
昭和40年代に郡山のオーディオ倶楽部 (ステサンや無線と実験別冊にも乗りましたが・・)
自作派のオンパレードでした パラゴンの自作ハーツフィールドの自作を初め15A 13Aの自作もありました
当時郡山には三菱の工場があり2S305を制作していましたが ここでは2S305の自作も見せられました凄いの一言です
昭和という時代はすべてが今の時代から見ると夢の世界に見えます
Commented by yoshisugimoto at 2022-04-09 20:48
使い道に困るほどのお金があればクルマなんかよりよほど欲しいアイテムです。無理に所有せず、他人様に聴かせてもらうだけでも十分満足ですね。
Commented by WE13A Studio at 2024-07-22 09:47
天満のBUNJIN HALLに搬入したのは私で現在も趣味ですが製作しています、音質は説明がいらないほど素晴らしく、時々販売もしています、趣味の延長で海外にも送量無料で送っています(世界の港まで)現在は大阪より愛媛県西予市に移転しています
Commented by yoshisugimoto at 2024-07-25 07:24
西予市ですか。数年前遍路で明石寺に行きました。懐かしいです。43番明石寺に到着したのは14時半くらい。かなり体力を使い果たしておりまして、当初大洲まで歩く予定だったが、56号線を17キロは無理と判断、上宇和から大洲までは電車を使いました。後日卯之町までバスで行って歩き直しました。
名前
URL
削除用パスワード
by yoshisugimoto | 2022-04-09 05:41 | オーディオ | Comments(5)