バックロードホーンのサブウーファー追加
2022年 04月 06日
バックロードホーンは「小股の切れ上がったような」軽い低音だ。10㎝~20cmまでいろいろなユニットを使ってきたがこれは共通している。一つには超低域が出ずにスパッと切れていることもある。あの低音はオーディオ的快感につながる音だが、実際の低音はもっと重くて粘る感じがあるものだ。
本格的なオーディオをやろうと思えば、フルレンジのバックロードホーンは規模の大小を問わず例外なくサブウーファーが必要だと考える。長岡さんが方舟でやっていたようにウーファーもしくはフルレンジをバスレフ箱にいれ、10mHくらいのコイルで切ったものを足すことになる。
このやり方だとたいていはバックロードホーンよりレベルが低くなるので、別途専用アンプを使うことになる。なお市販のサブウーファーだと急峻なフィルターと専用アンプ付きで売っているが、良質なものでないとバックロードホーンの低音に合わないと思う。
いずれにせよ、バックロードホーンにサブウーファーは必須というのが当方の見解だが、どうせサブウーファーを使うなら、バックロードホーンは不要で、小型バスレフで十分なのではないか?と誰でも考える。
さにあらず。バックロードホーンの軽い低音がある程度出ているのと、出ていないのとでは再生音が全く異なる。バックロードホーンの軽い低音がない場合は特有の音離れのいい音の再生は無理だ。あくまでもバックロードホーンに低音を足すのが肝要ということになる。
なおエクスペリエンスさんのサイトではサブウーファーの使い方についていろいろ考察をされていて参考になる↓
エクスペリエンスさんの記事では市販のサブウーファーが前提のようだが、もちろん自作も可能。ただし、高能率フルレンジは能率が高いため、ステレオ・アンプ1台でレベルを合わせようとするとなかなか難しい。下はネッシーMIDにサブウーファーを加えた事例だが、別アンプが必要ではないだろうか。
by yoshisugimoto
| 2022-04-06 09:51
| オーディオ
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