ジミー・ギャリソンのロングソロ (コルトレーンのパリ・コンサート)
2022年 04月 06日

1961年の収録。コルトレーンのパリ・コンサートという音源は全然有名ではない。事実モノラルで音質は落ちるし、冒頭の拍手からして塩ビ管が共鳴したような変な音だ。しかし、一曲目のMr. P.C.という曲が26分の長尺もので、異様にテンションが高い。中盤にさしかかるとジミー・ギャリソンのアルコのソロが延々続くが、ゾーンに嵌ったのだろうか、鬼気せまる凄演。ジミー・ギャリソンのロング・ソロはヴィレッジ・ヴァンガード・アゲインでも聴けるがあんなものではない。知る限りこの音源がベストだ。ジミー・ギャリソンはコルトレーンと最後まで活動を共にし、コルトレーンの没後若くして亡くなってしまうが、この奏者畢生のプレイであると思う。
by yoshisugimoto
| 2022-04-06 07:11
| ジャズ
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