交響曲第3番 (コープランド)
2022年 03月 12日
コープランドは親しみやすく明快な曲調で「アメリカ音楽」を確立した一人といっていいだろう。音楽から漂うのはよきアメリカそのものだ。90歳まで長生きしたが、晩年は寡作となりほとんど作品を残していない。やはり『エル・サロン・メヒコ』(1936年)、『ビリー・ザ・キッド』(1938年)、『ロデオ』(1942年)、『アパラチアの春』(1944年)等を発表した壮年期がピークだったようだ。交響曲も3曲しかなく、第3番も壮年期の作品。この曲は第4楽章に「市民のためのファンファーレ」を流用していることもあって聴きやすく、覚えやすい。手元にはマータ盤とバーンスタイン盤があるが、とりわけマータ盤は録音がよくグランカッサがよく入っている。マータ盤で決まりだと思う。
by yoshisugimoto
| 2022-03-12 10:40
| クラシック音楽CD
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