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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

SOFTONEのModel 7

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現在、お願いして作ってもらったSICMOS-FETのアンプを使用している。真剣勝負のHi-Fiをめざすなら、メーカー製のSPをこのアンプで駆動するに限る。しかし、お手製(これはヤフオクで購入)のバックロードホーンをSICMOS-FETのアンプで駆動すると、悪くないのだが、惚れ込めるような音ではない。分割振動はどうしても多めなので、真空管アンプを使って楽しめる音にできないか、かねてから検討してきた。バックロードホーンは92dB以上の能率があるので、TriodeのRuby(3W+3W)で十分鳴ると思う。しかし、低音は不足気味なので、SICMOS-FETのアンプも遊ばせずにパッシブのサブ・ウーファーを鳴らしたい。この場合、3W+3Wでは音量レベルが低すぎる。やっぱり10W~15W程度は欲しい。

そこで浮上したのが、SOFTONEのModel7だ。KT88を4本使って16W+16W出せる。値段は消費税込みで9万円しない。終段4本だけが真空管で、前段の電圧増幅は半導体のハイブリッド・アンプで、ルックスも悪くない。バランス入力・アンバランス入力の切り替えSWがついており、これを使うことで消音(ミュート)が簡単にできるし、音量調整ボリュームがついていないのも当方のニーズにマッチする。A4サイズとコンパクトで、ラックからせり出す棚をつくるだけで置けてしまう。他のアンプではまず無理だろう。

ということで、金曜日に発注したところ、在庫もあって日曜日に到着した。KT88は以前マッキントッシュのMA2275を使っていたことがあるが、同等以上の音質は確保できている感じだ。期待通りの真空管アンプの音で、FE126NVの分割振動の音をうまくシルキートーンに変えてしまう。といってジャズもヌケがよく、オールマイティなサウンド傾向のようだ。当然使い込んでいくと音も変わるはず。まずは暫く使ってみて、必要であればケーブルを吟味することにする。

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設置前・・・こんな状態でも何とか置けた。たいへんコンパクト!

今回F型のプラグで真空管アンプ入力を分配したが、プラグは思い切ってオーディオ・テクニカ製を使った。アマゾンでは安い中国製が数多く売られているが、以前安物を買って不具合発生、返品したことがある。価格は3000円超と倍以上したが、つくりはしっかりしていて、ここを奢っておくのは正解だと思う。

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by yoshisugimoto | 2022-03-06 22:12 | オーディオ | Comments(0)